2017年 05月 31日
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』を観て、考えさせられたこと |
まばゆいばかりの星空を見ながら、
「人間って何故生きているの?」
「それはね、希望があるからだよ」
そんな英語でのやりとりから始まった、この映画。
久々に、何か書きたくなってしまって、
予想外に、心を大きく揺さぶられた作品でした。
私がまだ小学生くらいの頃、サラリーマンは憧れの職業でした。
外で泥だらけになる事も無く、常に快適な場所で仕事が出来る。
いつも見るテレビでは、話をしたりコーヒーを飲んだり‥。
終身雇用制で、長く勤めれば地位も給料もどんどん上がって行く。
それが、今はどうでしょう!
一部の大企業では勝ち組の方がいらっしゃるのでしょうが。
物価は上がるけれど、賃金は上がらず、ボーナスも無くなってしまった!
そんな話を良く聞きます。
最近では「ブラック企業」なんていう言葉が流行ったりして‥。
残業時間100時間で、追い詰められて自殺したなんて、悲しい話ですね。
今の日本を考えると、本当に生き難い国になってしまった! と思います。
物品税が廃止となり、その換わりに消費税が始まってしまって‥。
皆が中流階級だと思っていたのに、どんどん振り落とされて行った。
人々は、希望を見失って、仕事に追われる毎日を繰り返すだけ‥。
物が溢れて、便利にはなったけれど、心は豊かにはならない。
一人暮らしが増えて、コンビニが出来て、街は明るくなったれど、
綺麗な星空は見えなくなり、希望を見失ってしまってはいないだろうか。
「あなたの人生は、あなたを大切に思ってくれている人の為にあるんだよ」
その言葉が、人生のつまづきなんて小さな事だよ! そう諭してくれている様でした。
by sara3t
| 2017-05-31 02:10
| 映画鑑賞